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再製のない修復治療のために①・・・スムーズな支台歯形成

見た目や機能面だけでなく

根管治療の成功率を高めるためにも

2次カリエス(2次う蝕)を防ぐためにも

歯周炎、歯周病を防ぐためにも

精度の高い補綴・修復治療は重要

 

作業する模型を作成する印象採得の前に

 

最終修復物を考慮して相似形に、

マテリアルの厚みを考慮して

着脱方向を考えて(アンダーカットが無いように)

印象時に変形が起こりにくいように(スムーズな面

マージンが一本の線になるように

型取りの準備(プレパレーション・支台歯形成)を行うことになる。

 

       

 

   

ここまでは10分ぐらい。

これからの仕上げにマイクロスコープと時間が必要になる。

 

印象材を使わないCAD/CAMは変形が少ないが

削り出す際バーの制限があるため丸みを出す必要がありこれも難しい。

補綴で歯冠形態を調整したい場合や審美域では形成限界(マージン)は歯肉縁下に設定することが多い。

残存歯質が少なくフェルールを確保したい場合も形成限界が深くなる。

 

その場合、歯肉と歯根の間に絹糸を挿入する。

糸の太さは患者の歯肉が厚ければ太く、薄ければ細い糸を選択する。

 

糸を歯肉溝内に入れることで歯肉が約0.1~0.5mm程根尖方向に移動する。

見えていなかった歯根の状態を把握することができるし、黒と白のコントラストでガタつきが把握しやすくなる。

 

フィニッシュラインの調整は16倍〜21倍の拡大下でおこなう。

歯科技工士によっては40倍以上の拡大下でチェックしている。

歯科技工士に馬鹿にされないよう、片手落ちにならないよう、歯科医師はできる限りの強拡大で形成するべきだ。

 

 

切削するバーにしても軸ぶれしない事、切削面を滑沢に出来る性状のバーをチョイスする。

 

切削効率に優れたダイヤモンドバーとそのファインバーで粒子の違いは一目瞭然

ガタつきのない支台歯には軸ブレのない切削バーとコントラハンドピースが必要だ。滑沢な支台歯表面が変形の可能性を下げる。

 

マージンや隅角の仕上げにはカーバイドバーやシリコンポイントを使う

 

印象採得までの期間はプロビジョナルクラウンで歯肉の調整を行う。

精密なリマージンが必須である事は言うまでもない。

 

グロスのプレパレーションはしていたとしても

仕上げの形成とリマージン・プロビジョナル調整で60〜90分必要だろう。